阿笠 京太郎こんにちは!阿笠京太郎です。化学メーカーで接着剤・粘着剤の開発をして14年目になる、現役の研究員です。
数年前にJACリクルートメントを活用し、年収750万円を維持したまま、通勤時間を激減させる「自宅近くの同業種へのハイクラス転職」に成功。今も現役の研究員として最前線で開発を続けています!
「理系の転職活動でおすすめのエージェントは?」
「サイトは1社のみ登録しておけばいい?」そう悩んでいる方も多いかもしれません。
私の実体験からお伝えします。
求人サイトは1社ではなく、絶対に「複数のサイト」を併用すべきです。
なぜなら、化学・素材メーカーの優良求人は「非公開」の割合が高く、各社が「独占求人」として抱えているケースが多いためです。
そのため、1社のみの利用は転職活動において非常に大きな機会損失に繋がってしまいます。
化学実験において「対照実験(比較対象)」が必要なように、転職活動でも複数の求人サイトを比較・検証することで、情報の精度が高まり、応募企業の「抜け漏れ」を完全に防ぐことができます。
日常の業務で「ヌケ・モレ・ダブり(MECE)」を徹底している理系の皆さんだからこそ、人生の転機である転職活動においても、網羅的に選択肢を検証する必要があるのです。
そのためには1社のみではなく、複数社の併用が不可欠になるのです。
🎯 この記事を読んで解決できること
💡 今回の記事の結論
化学メーカーの研究職が転職を成功させるための最適解は、「JACを本命(メイン)に据え、ビズリーチでスカウトを待ち、dodaで全体を網羅する」という3社の同時併用です。
今回は、私が実際にハイクラス転職を成功させるために実践した「JAC」「ビズリーチ」「doda」の3社を併用した実体験について、良かった点と悪かった点それぞれについて本音でお伝えいたします。
「今のキャリアや年収を妥協したくない」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ理系研究職の転職に「JAC・ビズリーチ・doda」の3社併用が必要なのか?
化学や素材メーカーの研究職が転職活動を検討するとき、最もやってはいけないのが「とりあえず知名度の高い求人サイト1社だけに登録して満足すること」です。
普段業務で行っている研究活動に置き換えてください。
十分な結果や情報を集めずに、1つのデータだけで仮説検証を行うことは絶対にないかと思います。
複数のデータを取得し、得られたデータを比較・分析し、次の効果検証へと移っていく。
転職活動も同様に、1つの結果(1社登録)のみでは、結果(求人数)が足りず、正しい課題解決に繋がらない可能性が高いです。
- 求人数の取りこぼし(機会損失)
-
優良企業は非公開求人の場合がある。複数社登録することで、各社の非公開求人を入手することが可能になる
- 求人の比較ができない(対照実験の不足)
-
求人サイトによって、提示される年収、ポストなどの募集要項が異なる場合があります。各社の募集要項を対照実験する必要があります
- 担当コンサルタントの専門性のブレ
-
求人サイトによっては、研究職の「専門用語」や「技術内容」が通じないことがあります。
共通言語として会話できるエージェントに出会うためにも複数社の比較が必要です。
まずは、それぞれの課題について説明いたします。
1. 求人数の取りこぼし(機会損失)
化学や素材メーカーの優良求人は、その多くが一般には公開されない「非公開求人」として募集されることがあります。
なぜなら、競合他社に「今、どの分野の技術開発に注力しているか」「どんなプロジェクトを仕込んでいるか」という事業戦略を察知されないようにするためです。
そして、こうした非公開の優良案件は、各転職エージェントが「共通求人」として持つ場合と、その会社だけの「独占求人」として抱えているケースがあります。
つまり、求人サイト1社のみの登録では、他社が独占している魅力的な優良企業の求人を知る余地もないため、各求人を比較することができず、選択肢を狭めてしまします。
転職活動において、初めから選択肢を狭めて活動を行うことは、非常にもったいないことかと思います。
2. 求人の比較ができない(対照実験の不足)
同じ企業が募集する「メーカーの研究開発職」の求人であっても、経由するサイトやエージェントによって、掲載されている募集要項が異なるケースは珍しくありません。
たとえば、A社の転職サイトでは「一般社員クラス(年収650万円前後)」として掲載されている企業が、B社の転職サイトでは「研究開発部門のマネージャー候補(年収750万円前後)」という上のポストで募集されている。



実際に私も同じ企業の求人を2つの求人サイトから入手しましたが、年収上限額が100万円ほど高く設定されているのを目撃し、それ以降は複数社から求人票を頂くようにいたしました。
まるで、設備投資する際の相見積もりを取得しているかのようです(笑)
私たち研究員が日々行っている実験において、比較対象である「ブランク」なしにデータの正しさを立証することは不可能ですよね。
転職活動も全く同じです。
1社の情報だけを鵜呑みにして進めてしまうと、提示された条件が自分の市場価値に対して本当に適切なのか、あるいはもっと良い条件で応募できたのではないかを客観的に評価できません。
複数の転職サイトから同じ企業の募集要項を取り寄せ、しっかり比較を行うことで初めて掲載内容の違いが理解でき、自分にとって最も有利な(一番いい)採用条件での活動が可能となります。
担当コンサルタントの専門性のブレ
転職エージェント1社のみに頼る大きなリスクとしては、「担当コンサルタントの質や相性に依存してしまうこと」が挙げられます。
特に理系・研究職の転職市場では、コンサルタント側の知識不足によるミスマッチが頻発します。
総合型の大手求人サイトなどでは、化学のバックグラウンドを持たない文系出身の担当者がつくことも多く、こちらの専門用語や技術内容が全く通じないケースが珍しくありません。



実際に私も、過去にエージェントと面談した際、専門がポリマー設計技術や、接着剤の設計・配合技術と説明したにも関わらず、
見当違いな抗菌薬剤の求人を複数送りつけられた経験があります(笑)。
共通言語で深く会話ができない担当者にあたってしまうと、こちらの職務経歴の本当の価値を企業側にアピールしてもらうことができません。
自分の技術の価値を正しく理解し、企業側と対等に渡り合ってくれる優秀なパートナー(エージェント)に出会うためにも、複数社に登録して「担当者の専門性」をしっかりと比較・検証することが不可欠になります。
以上のことから、私は複数の求人サイト、具体的には「JAC Recruitment」、「ビズリーチ」、「doda」の3つのサイトを使用していました。
それぞれのサイトで特徴および強みが異なっているため、私自身、転職活動のステージ(フェーズ)によって使用するサイトやその目的を明確に切り分けていました。
【3社併用術】JAC・ビズリーチ・dodaの「良いとこ取り」活用法
では、私が実際にこの3社をどのように切り分け、現職の実験や開発業務で忙しい日々の中でも効率的に「良いとこ取り」をしていたのか。
その具体的な内容についてお伝えいたします。
まず、全体像をパッと把握できるように、3社の役割について下表にまとめました。
📌 メーカー研究職のための3社併用マトリクス
| エージェント・サイト名 | 役割 | こんな人におすすめ | 特徴と強み |
|---|---|---|---|
| ビズリーチ | 求人のスカウト (市場価値測定) | 自分の市場価値を試したい人 | 職務経歴書を置くだけで優良スカウトが届く |
| doda(デューダ) | 求人の網羅 (MECEの補完) | 地方や中堅メーカーも網羅したい人 | 圧倒的な求人数で隠れた優良BtoB企業を補完 |
| JAC Recruitment | メイン (本命求人・年収交渉) | 年収の維持もしくはUPさせて転職したい人 | 理系専門の深いサポート、年収交渉力が最強 |
次に、それぞれのサイトの強みと立ち回り方法についてご説明いたします。
それぞれのサイトの強みと立ち回りについて
- ビズリーチの強み:
職務経歴書を登録して置いておくだけで、あなたの専門性を評価した優良企業や一流ヘッドハンターから「直接スカウト」が届く仕様です。 - 研究員のリアルな立ち回り方:
まずは転職活動の初期ステージ(仕込み段階)で活用します。
これまでの研究実績、扱える分析機器、特許出願件数などを詳しく職務経歴書に記載し、あとは「放置して待つ」だけでOKです。
日々の実験や不具合対応で忙しい研究職でも、自分が実験室にこもっている間にバックグラウンドで勝手に「今の自分の市場価値」が良質なスカウトというデータになって集まってきます。
- dodaの強み:
業界最大級の圧倒的な求人ボリュームです。JACやビズリーチには出てこない、地方の隠れた優良ホワイトメーカーや、特定のニッチな分野で世界シェアを持つ中堅BtoB企業の求人が網羅されています。 - 研究員のリアルな立ち回り方:
中期のステージ(選択肢の洗い出し段階)で活用します。
「化学・素材」「研究開発」といった条件で広く検索をかけ、選択肢を広く手中に収めておきます。
知名度は低くても財務基盤が安定している隠れた優良企業の情報を入手し、JACやビズリーチから漏れている「抜け漏れ」を徹底的に補完する役割として動かします。
それらの気になる求人を、本命であるJACでも扱っているかどうかの確認を行います。
- JAC Recruitmentの強み:
理系・メーカー専任コンサルタントであるため、高い専門性を持ち、あなたの価値を企業にアピールしてくれます。
企業の現場と強いパイプを有しているため、その企業の「社風」や上司の人柄など、求人票からは得られない情報を取得できます。 - 研究員のリアルな立ち回り方:
最終ステージ(本命企業への応募)でメインとして使用します。
実際の書類添削、面接対策、そして「年収交渉」はすべてJACのコンサルタントに一任します。
ビズリーチやdodaで見つけた気になる求人も、JAC経由で応募できないかコンサルタントに相談(相見積もり)することで、よりよい条件での採用選考に挑むことが可能となります。
最終的には、JAC経由で企業へ応募することをおすすめいたします。
理由はシンプルで、JAC経由での書類選考を応募すると通過率が高くなるためです。
詳しい内容はこちら👇


なぜJAC・ビズリーチ・dodaが最適なのか(3社併用の強力なメリット)
世の中には数多くの転職サービスがありますが、なぜ他の求人サイトではなく、この3社の組み合わせが最適なのか。
それは、この3社を同時に使用することで、「網羅性」「効率性」「専門性」の3つのメリットが得られるためです。
具体的には、併用することで以下のような大きなメリットが生まれます。
3社を同時併用することで得られるメリット
- 広く求人情報が入手でき、そして情報を深堀できる
dodaを活用して幅広く求人情報を入手し、その中から見つけた優良企業の求人を、書類選考通過率が高いJACに相談して「JAC経由で応募する」ことが可能になります。
1社のみの使用では、「求人情報の取りこぼし」や「書類選考が通過できない」といったリスクを減らすことができます。 - 現職の業務の手を止めずに、勝手に優良スカウトが届く
日々の実験や顧客への報告資料の作成、急な不具合対応で忙しい研究職にとって、毎日複数の求人サイトを閲覧し、主体的に転職活動を行うことは非常に大きな労力が必要となります。
しかし、いったんビズリーチに職務経歴書を提出(登録)しておけば、自分が実験室にこもっている間にも、あなたの専門性を評価した一流ヘッドハンターから良質な求人が届きます。
気になった求人があれば、そのときだけ次のステップに進めばよいため、業務と転職活動の両立が可能となります。 - 3. 異なる求人票を比較することで、自分の「正しい市場価値」がわかる
ハイクラス特化のJAC、ダイレクトスカウトのビズリーチ、総合型のdoda。
この3社のコンサルタントや企業から提示される求人票を横並びで比較することで、「自分の今のスキルや研究実績が、転職市場でどう評価されるのか」を客観的な視点で確認することができます。
複数社を同時に利用することで、1社だけでは見えてこなかった「より良い条件(年収やポスト)での求人」が存在することに気づける可能性が高まります。 - 4. 複数の視点で職務経歴書をブラッシュアップし、書類選考の通過率を最大化できる
それぞれのエージェントの特徴を活かした職務経歴書を完成させることができある。
人事受けしやすい、わかりやすい表現に長けているdoda、多くのヘッドハンターの目を惹くための、キーワードの盛り込み方に長けているビズリーチ、企業の採用背景や部署が求めるピンポイントな技術・実績のアピールに強いJAC。
複複数社のアドバイザーから異なる角度でフィードバックをもらい、それぞれの強みを融合させることで、「どの角度から見ても死角のない、完成度の高い職務経歴書」を仕上げることができます。
ただし、同時に複数社を利用することによる大きなメリットはありますが、逆にデメリットと感じることもあったため、そちらの内容についてお伝えいたします。
化学研究員が実感した「3社併用」のリアルなデメリットと対策
複数社のエージェントを併用することはメリットが大きい反面、実際に活動を始めるといくつかの壁にぶつかります。
特に、日々の実験や突発的な不具合対応に追われる化学研究員にとって、エージェントが増えることによる以下の3つのリスクは致命傷になりかねません。
- スケジュール調整とやり取りの負担増:
-
窓口が3社に増えることで、各コンサルタントから届く大量のメールや面接調整の対応で、現職の業務に支障が出るほどの負担になる。
- 紹介される求人情報の混同:
-
「どの求人を、どこのエージェントから紹介されたか」が分からなくなり、企業ごとの特徴やアドバイスが頭の中でごちゃ混ぜになってしまう。
- 最も危険な「重複応募(二重応募)」のリスク:
-
別のエージェントから同じ企業に重複して応募してしまうこと。これは企業やエージェントからの信頼を完全に失墜させる、転職活動最大のタブーです。
異物混入や実験データの取り違えが絶対に許されない研究職と同じように、転職活動でもこうした「情報のコンタミ(混入)」は確実に防がなければなりません。
そこで私が実際に行っていたのが、Excel(またはGoogleスプレッドシート)を用いた「応募企業・ステータスの一元管理」です。
実際に行っていた対策内容
内容は簡単で、普段使用しているエクセルを活用しているだけです。「どの企業に」、「どのエージェントを使って」、「今どのような状態か」、「次に取る対応」をまとめているだけです。
実際に、使用していた管理表のイメージがこちらです。
| 応募企業 | 応募エージェント | ステータス | タスク | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 〇〇株式会社 | JAC Recruitment | 最終面接調整中 | 10月24日まで候補日連絡 | 10月22日はNG 社内会議 |
| △△株式会社 | ビズリーチ | エージェント面談 | 10月27日 19:00 | |
| ー | doda | ー | ー | ー |
表を見ていただくと、JAC Recruitmentで最終面接の調整をしつつ、ビズリーチで届いたスカウトをもとに面談を進めているのが一目で分かります。
一方で、dodaの欄が「ー(ハイフン)」になっているのにお気づきでしょうか?
実は、私はdodaを選考用ではなく、ほぼ「新着求人をチェックするためのデータベース(情報収集用)」として活用していました。
dodaは非常に求人が探しやすいため、「dodaで良さそうな求人を見つけ、それを書類選考の通過率が高いJACに『この求人扱っていますか?』と相談する」という技が使えるからです。
そのため、doda経由での具体的な選考タスクはなく、表の上ではこのような管理にしています。
とはいえ、「なぜJAC経由だとそこまで書類選考の通過率が高くなるの?」と疑問に思う方も多いはず。
その具体的な裏事情や、私が実際に書類選考を突破できた5つの理由は、こちらの記事で詳しく解説しています👇


3社すべてで同時に選考を進めようとすると、さすがにパンクしてしまいますが、このように「メインで選考を進めるエージェント」と「情報収集用のエージェント(doda)」を切り分けることで、忙しい業務の中でも無理なく転職活動を進めることができました。
実験の合間や帰宅前の5分間でこのシートをパッと更新する習慣をつけるだけで、複数社の併用は驚くほどストレスフリーになります。
「管理が大変そう」という理由だけで複数登録を諦めてしまうのは、本当にもったいないです。
まとめ:3社の強みをハックして「妥協しないメーカー転職」を叶えよう
日々の実験や不具合対応で忙しい化学研究員にとって、転職活動の時間を捻出することは決して簡単ではありません。
しかし、だからといって「1社だけ」に頼ってしまうと、本来出会えたはずの優良求人を見落としたり、エージェントのスクリーニング(条件の絞り込み)によってチャンスが隠れてしまったりするリスクがあります。
忙しい研究職こそ、以下の3つの特徴を持ったエージェントを賢く「併用」することをおすすめします。
- 【メイン選考・年収交渉】JAC Recruitment
-
企業のキーマン(現場の部長クラス)と直接繋がっており、応募前の書類選考段階から「年収交渉」を仕掛けてくれる圧倒的な提案力があります。理系転職の本命として必ず登録しておきましょう。
- 【勝手に良質求人が届く】ビズリーチ
-
職務経歴書を1回登録して放置しておくだけで、自分が実験室にこもっている間にも、専門性を評価した一流ヘッドハンターから「極秘スカウト」が届きます。現職と両立するための必須ツールです。
- 【求人探しのデータベース】doda
-
日本最大級の求人数を誇り、とにかく求人が探しやすいのが特徴です。選考用としてではなく「情報収集のデータベース」として割り切り、「dodaで見つけた優良求人を、書類通過率の高いJACに相談して応募する」という連携技が最強に機能します。
複数社を併用すると「管理が大変そう…」と感じるかもしれませんが、ご紹介した「Excel(スプレッドシート)での一元管理」を取り入れ、選考用と情報収集用で役割を切り分ければ、現職の手を止めることなくストレスフリーで進められます。
転職活動は、最初にどれだけ広く質の良い情報を集められるかで勝負の9割が決まります。
まずはこの3社に無料登録し、あなたの研究実績やスキルを最も高く評価してくれる、最高の職場への一歩を踏み出してみませんか?
実際に私も、過去には通勤に片道2時間近く時間を要し、毎日遅くまで残業する・・・そんなへとへとな日々が続いていました。
しかし、今回紹介した3社をうまく併用することで、年収は現職の750万円をしっかり維持したまま、通勤時間だけを20分に激減させることに成功しました。
もし、あなたが今「毎日忙しくて自分の時間がない」「でも転職したら年収が下がるかも」と悩んでいるなら、今のその苦しい現状は決して「当たり前」ではありません。
3社併用という戦略を使った先にある、私が実際に転職を成功させた具体的なロードマップと、転職によって人生がどう好転したのかは、こちらの記事で詳しくまとめています。
「研究職としてのキャリアも、自分の人生のゆとりも、どちらも諦めたくない」という方は、ぜひ続けてご覧ください。


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